活動報告

大ケヤキの支柱の設置が完了しました

2024年2月29日 | 大ケヤキ

 福島市飯坂町平野の西部、古舘町内会の「古舘の大ケヤキ」を保存するための支柱やつりワイヤーなどの設置が2024年2月、無事に完了しました。
 大ケヤキを後世に継承するとともに、保存事業を通して森林環境を守る意識の醸成を図ることを目的とした「県森林環境交付金」を受け、2022年度に2年計画で保存活動がスタートしました。
 初年度は危険な枝や枯れ枝などを伐採、剪定しました。2023年度は太い枝を支える支柱などを設置する計画で、2024年2月上旬に着工、つりワイヤーを張り、太い幹を支える支柱8本を設置しました。支柱は福島県産材をつなぎ合わせたもので長いもので約16メートルにも及びます。クレーンや高所作業車を使い一本一本、慎重に設置しました。
 地元の安西義男町内会長は「2年越しの保存事業でしたが、無事に完了しほっとしました。地域のご神木であるにある樹齢350年の大ケヤキを残すことができて本当によかった。県の木、そして福島市の木でもあるケヤキ、そのシンボルにふさわしい古舘の大ケヤキは、地域はもとより飯坂町全体、さらには福島市や県の宝物です。地域の方々と力を合わせ、しっかり保存していきたい」と話しています。