「古舘の大ケヤキ」を知っていますか?
福島県福島市飯坂町平野にある樹齢350年を超す“人里の巨人”です。地元の人々はこの大ケヤキに稲荷神社を祀り、地域のご神木として、代々守り伝えてきました。
2022年、幹割れにより伐採の危機に遭いましたが、福島県の交付金を受け、2年間に及ぶ保存事業を経て、その雄姿を後世にしっかりつないでいくことができました。地域の人々の「本当は切りたくない」「守れるなら守りたい」という本音をお聞きし、福島市や福島県に支援を働きかけた成果でした。
今後もさまざまな活動を通して、福島市の木であり、福島県の木でもあるケヤキ、そのシンボルにふさわしい「古舘の大ケヤキ」を守り伝えていくことが、子どもたちのふるさとの豊かな自然を大切にする思いやふるさとを愛する心を育てることにつながっていくと信じています。
大ケヤキの保存計画
2022年
1月
倒木の恐れから伐採を決断
2月
市に天然記念物指定解除を申請
5月
福島市に再度相談、県に問い合わせ
6月
市議会で保存について質問
8月
県から森林環境交付金の知らせ
12月
県から交付決定通知
2023年
1月
枯れ枝など剪定
12月
支柱、枝張りワイヤー設置計画
2024年
3月
8本の巨大支柱、6本の枝張りワイヤーを設置
保存事業
大ケヤキのコースター
剪定した枝を活用してコースターを製作
案内柱の設置
通称・フルーツラインと大笹生街道沿線、大ケヤキ入り口の3か所に設置
大ケヤキの学習会
巨木の秘密を探る学習会を作業終了後に開催
大ケヤキ保存事業完了のチラシ配布
3,000枚を作成、平野地区の全戸に配布
古舘の大ケヤキを未来へつないでいきます
福島市議会議員鈴木 正実
大ケヤキを未子どもたちへ、未来へつないでいくために地元の方々と力を合わせ、さまざまな活動を行っていきたいと思っています。皆さまにはホームページを通して案内してまいります。また、季節ごとに大ケヤキの様子も発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。