古舘の大ケヤキを未来につなぐ

古舘の大ケヤキ

「古舘の大ケヤキ」を知っていますか?
福島県福島市飯坂町平野にある樹齢350年を超す“人里の巨人”です。地元の人々はこの大ケヤキに稲荷神社を祀り、地域のご神木として、代々守り伝えてきました。
2022年、幹割れにより伐採の危機に遭いましたが、福島県の交付金を受け、2年間に及ぶ保存事業を経て、その雄姿を後世にしっかりつないでいくことができました。地域の人々の「本当は切りたくない」「守れるなら守りたい」という本音をお聞きし、福島市や福島県に支援を働きかけた成果でした。
今後もさまざまな活動を通して、福島市の木であり、福島県の木でもあるケヤキ、そのシンボルにふさわしい「古舘の大ケヤキ」を守り伝えていくことが、子どもたちのふるさとの豊かな自然を大切にする思いやふるさとを愛する心を育てることにつながっていくと信じています。

高さ
約33m
根回り
約16m
幹周り
約8m
根張り
約14m四方

大ケヤキの保存計画

  • 2022年

    1月

    倒木の恐れから伐採を決断

  •  

    2月

    市に天然記念物指定解除を申請

  •  

    5月

    福島市に再度相談、県に問い合わせ

  •  

    6月

    市議会で保存について質問

  •  

    8月

    県から森林環境交付金の知らせ

  •  

    12月

    県から交付決定通知

  • 2023年

    1月

    枯れ枝など剪定

  •  

    12月

    支柱、枝張りワイヤー設置計画

  • 2024年

    3月

    8本の巨大支柱、6本の枝張りワイヤーを設置

保存事業

大ケヤキのコースター

剪定した枝を活用してコースターを製作

案内柱の設置

通称・フルーツラインと大笹生街道沿線、大ケヤキ入り口の3か所に設置

大ケヤキの学習会

巨木の秘密を探る学習会を作業終了後に開催

大ケヤキ保存事業完了のチラシ配布

3,000枚を作成、平野地区の全戸に配布

古舘の大ケヤキ
古舘の大ケヤキ
古舘の大ケヤキ
古舘の大ケヤキ
古舘の大ケヤキ
古舘の大ケヤキ
古舘の大ケヤキ
古舘の大ケヤキ
古舘の大ケヤキ
古舘の大ケヤキ

Q&A

Q
大ケヤキの生い立ちについて教えてください
1670年代、江戸時代の初めごろ、現在の地に植えられたのではないかと思われます。当時、この辺りはお隣の米沢藩の領地から、江戸幕府の領地に変わったころではないかと考えられます。根を張っているのは土塁の上で、付近にはそのほかの土塁や空堀もあります。だれが、なぜ、どうして、何のために植えたのかなど、“なぞ”だらけです。
Q
大ケヤキをどのように守っていきますか
これまで同様、地域の人たちに保存活動を続けていただきます。そして「一年に一度、大ケヤキに会いにくる」というようなファンクラブを立上げ、地域の人たちといっしょに稲荷神社の祭礼や清掃活動などを行っていきたいと思います。
Q
大ケヤキにかける思いはなんですか
大ケヤキの太い幹、たくましい根、大きく空に広がる枝ぶりはもとより、ずっと守り続けてきた人々を思うこと子どもたちに感動を与えることができるはずです。そこからふるさとへの誇りや自然を守ろうとする心を醸成することができるのではないかと思います。

古舘の大ケヤキを未来へつないでいきます

福島市議会議員鈴木 正実

大ケヤキを未子どもたちへ、未来へつないでいくために地元の方々と力を合わせ、さまざまな活動を行っていきたいと思っています。皆さまにはホームページを通して案内してまいります。また、季節ごとに大ケヤキの様子も発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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